溶接機材・産業機器 総合カタログ NO.210
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資料⑭〔図5.23〕 変形の種類〔図5.24〕 ひずみ防止のための溶接手順および溶接法これは図5.24(a)に示すように溶接線の中央部から外方へ向って数字の順に適当な長さだけ溶接を行う方法をいう。また溶接線に対して対称に行うだけでなくX形またはH形ではできるだけ表裏交互に溶接することが望ましい。図5.24(b)に示すように数字の順に右端から左端へ適当な長さづつ矢印の方向に溶接を行う方法をいう。同図(c)に示すように数字の順に一つあるいは二つ飛びに溶接を行う方法をいう。溶接による変形を予測し、溶接前に同図(d)に示すように逆ひずみを与えておいて溶接する方法で、溶接後変形を直すのに困難な場合あるいは最初から変形量をだいたい予想できる場合に用いる。これは母材を強く押さえつけておいて、ひずみのために母材がそるのを防ぐ方法である。同図(e)は突合せ継手を抑制治具で締めつけた場合の一例である。溶接において発生する熱を良導体に伝藩させてひずみを防ぐ方法である。同図(f)に示すように溶接線の近辺に熱伝導度の良好な銅板などを置いて熱を奪い去る。なお、ひずみの発生量は溶接棒のタイプによっても異なり、溶込みの少ないチタニア系溶接棒はひずみの発生が少ない。また棒径にも関係があり、太径棒を使用して溶接層数を少なくすることもひずみ防止に効果がある。(b) 後退法(c) 飛石法(d) 逆ひずみ法(e) 抑制法(f) 導熱法[2] 溶接変形を少なくする方法(a) 対称法1176

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