溶接機材・産業機器 総合カタログ NO.210
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資料㉗A)比流電格定対)(%比(流電力出2最大溶接電流(銘板値) 2=14.4%となります。2(  )(2)許容使用率とは銘板に表示されている使用率の値は、その溶接機の定格電流で使用した場合のものです。定格電流値未満で作業する場合は、定格使用率を越えて使用することも可能であり、この場合の使用率を許容使用率と呼びます。実際に使用する電流での許容使用率を計算するには次の式が適用できます。●許容使用率の早見図●簡易的実作業使用率の計算式 注)アーク溶接機の場合、通電、休止時間の周期が一般的に10分ときめられていますが、抵抗溶接機では定格最  大溶接電流を断続する場合の周期は60秒と規定されております。抵抗溶接機通則C9305(1987年)(2)許容使用率の算出法定格電流以下で使用する場合の使用率で、次の式で求められます。例えば定格最大溶接電流 12000A、定格使用率10%の溶接機を10000Aで使用する場合の許容使用率は、許容使用率=定格電流使用電流1時間当りの溶接点数×1点当りの通電時間(サイクル) 60×60×周波数(50又は60Hz)許容使用率=10×12000A10000A100908070605040203040全通電時間 tw全時間 T許容使用率(%)5060708090100×定格使用率(%)×100 (%)1時間のサイクル〜〜〜〜〜〜〜〜〜80%使用率機60%使用率機50%使用率機40%使用率機30%使用率機20%使用率機例えば定格電流500A、定格使用率60%の溶接機を400Aで使用するときの使用率は許容使用率=  50024002×60≒94%となります。ta×100(%)許 容使用率=定格使用率× (銘板値)例えば定格電流350A、定格使用率50%の溶接機を実作業で90%の使用率にて用いる場合には、溶接電流を何A以下にする必要があるかを調べるには、許容使用率の早見図を使うと便利です。図中のA点から、定格電流に対する出力電流比(%)を読み取ると約75%となります。したがって、350(A)×  ≒263Aとなり、263A以下で使用すれば、使用率90%で用いてもよいことになります。通電全通電時間tw=ta+tb+tc+td+te〜〜〜〜〜〜〜75100tbtd1000×1260×60×60×100=5.5%約6% となります。〜〜〜〜〜〜〜溶接電流(測定値)全時間T例えば、1時間当りの溶接点数1000点、1点当りの通電時間12サイクル、電源周波数60Hzとすれば、通電時間休止時間通電使用率=周期休止通電休止全時間時間通電時間全時間×100(%)te2 抵抗溶接機の使用率(1)使用率の算出法使用率とは全時間(T)に対する通電時間(tw)の比率で、次の式で与えられます。tc■ 溶接電源の正しい使い方・選び方1 アーク溶接機の使用率(1)使用率とは通電時間と休止時間を含めた全時間に対する通電時間の割合を百分率で表したものです。この場合、1回の通電と休止に要する時間を周期とよび、アーク溶接機では一般に10分間としています。したがって、使用率が60%の溶接電源とは、10分間のうち6分間は定格電流で使用でき、残りの4分間は休止する必要があることを意味しています。( )(       )1189

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